難聴
難聴は、聞こえの神経に関する病気であり、基本的に2つのタイプに分類することができます。 ひとつは外耳や中耳など音を伝えるところに故障があって起こる伝音難聴、もうひとつが感音難聴です。伝音難聴の原因でいちばん多いのが中耳炎による聞こえの悪さです。感音難聴は、内耳や蝸牛神経、脳中枢神経などに障害があって生じる難聴であり、もっとも多いのがここで述べる内耳性の難聴です。
鼓膜損傷(外傷性鼓膜穿孔)
直達性:ほとんどが耳掃除のときです。耳痛、耳出血、難聴があり、ひどいときは内耳までやられて、めまいもあります。穿孔が2分の1以下なら自然閉鎖もあります。介達性:ほとんどが耳をたたかれた場合、ボールが当たった場合です。鼻を強くかんだときにも起こります。いずれにしても早く専門医に受診してください。
言語聴覚士
言語聴覚士の特徴・説明・仕事概要
音声、言語、聴覚機能の維持向上をめざす脳血管障害や事故による失語症、先天的難聴、子どもの言語発達など、音声、言語、聴覚機能に障害をもつ人に対して、適切なリハビリテーションプログラムを作成。コミュニケーション能力を向上させていくための訓練、指導、助言を行う。そのほか必要な検査も行う。言語聴覚機能に障害をもつ人は、コミュニケーションがとりにくい。そうした人たちに対してリハビリテーションを行うので、相手の気持ちを汲み取る根気と洞察力があり、意思疎通をはかることができる人が適している。
言語聴覚士の働く場所・雇用形態
病院やリハビリテーション施設、心身障害児施設などで働く。雇用形態は正規職員、契約職員など。補聴器メーカーなど一般企業での需要もある。
言語聴覚士の仕事に就く方法
言語聴覚士の国家試験合格が必須。国家試験を受験するための条件はいくつか定められており、高卒者の場合、文部科学大臣指定の学校、または厚生労働大臣指定の養成所で3年以上の課程を修了することなどとなっている。