MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)
【抗生物質に「薬剤耐性」を示す細菌】院内感染というのは市中感染に対応する言葉で、入院中の患者さんに新たに発症した全ての感染症を指します。ただし、潜伏期間中に入院し、その後発症したものは除かれます。原因になる細菌はさまざまですが、最近、特に問題になっているのは、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)による院内感染です。メチシリンとは「耐性黄色ブドウ球菌」用のペニシリンです。MRSAはその名のとおり、このメチシリンをはじめとしてペニシリン系、セフェム系など複数の抗生物質に「薬剤耐性」を示す細菌です。
副甲状腺腺腫
副甲状腺腺腫は、全体では女性に多く、男性では20代に、女性では50代に多くみられます。腫瘍ができると副甲状腺機能亢進症のような症状を示すことがありますが、程度が軽いうちはあまり特徴的な症状は出ません。血液の検査で腫瘍の存在が疑われても、腫瘍は小さく、触ってはもちろん、超音波、CT、MRIなどの検査でもわかりにくいことがよくあります。したがって、受診のきっかけをつかむのはきわめて難しいといえます。治療は腫瘍そのものの切除あるいはPEITだけで十分です。
診療放射線技師
診療放射線技師の特徴・説明・仕事概要
X線などの画像診断装置を使って諸検査を行う医師や歯科医師の指示のもと、診断や治療を目的として人体に放射線を照射する医療技術者のこと。X線、ラジオアイソトープなどを使って人体内部を撮影する検査を行うほか、放射線治療、放射線の管理、コンピュータによる画像の処理・管理なども行う。MRI(磁気共鳴画像)検査や超音波検査、眼底検査なども診療放射線技師の仕事。人の命に関わる仕事だけに、正確さ、慎重さが求められる。また、医療機器の進歩はめざましく、新たな技術が次々と出てくるので、好奇心をもっている人、勉強好きであることも大切。
診療放射線技師の働く場所・雇用形態
病院や診療所が主な活躍の場だが、医学研究所、放射線機器メーカーで活躍する診療放射線技師もいる。また、放射線を扱うということから、原子力発電所や電力会社などで活躍している人もいる。
診療放射線技師の仕事に就く方法
診療放射線技師を養成する学校で学び、国家試験に合格すること。国家試験は、文部科学大臣が指定する大学や短期大学、または厚生労働大臣が指定する専門学校などの診療放射線技師養成所(3年以上)などで学ぶと受験資格が得られる。